鹿野道彦 今日の主張

 ◎阪神電鉄株の株式公開買い付け


  5月29日阪急ホールディングスが阪神株の株式公開買い付けの実施を決めた。
市場原理に基づき、株を誰が買うか売るか、いくらの株価で買い付けるか売却するかは、各々の判断によるものであることは言うまでもない。
しかし、プロ野球ファンのひとりとして、いささか覗き見趣味的になるが、村上ファンド側の真意は経営参加があるのかどうか。つまり阪神電鉄が本格的防衛策をもっと早く講じなかったのはなぜか・・・合併効果のメリットは何なのか等を知りたい。
村上ファンド(投資ファンド)は儲けることが目的であるから、その儲けの環境づくりの為に揺さぶりをかけているのだろが、忘れてならないのは、鉄道事業は人の生命に関る公共事業であるということだ。阪神電鉄を儲けの対象としてターゲットを絞ったことには割り切れない面があり、阪神側も公益事業者としての責任と使命感をどれだけ認識していたのか・・・問いかけてみたいところである。

  いずれにしても1991年以降のゼロ金利政策によって、国民の家計において304兆円(日銀発表)も失われた一方、銀行と消費者金融業者が膨大な利益を得て、その一部の資金がとりもなおさず投資ファンドに回り、さらに利益を生んでいる状況について、国民に対しきちんと説明があって然るべきではないだろうか。

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