鹿野道彦 今日の主張

 ◎北朝鮮 弾道ミサイル発射

5日、北朝鮮は7発の弾道ミサイルを発射した。いずれも日本海に着弾した。この衝撃は大きい。

国際社会が北朝鮮に自制を促し再三警告してきたが完全に無視された。北朝鮮の瀬戸際戦術とはいえ、まさに限界を超えた大暴挙である。

北朝鮮の狙いは、アメリカとの交渉を強めるためとか、ミサイルの性能を高めるための実験であるとか、軍部の暴走など、意図について諸説はあるが、北朝鮮が生き残りのカードをきったことは間違いがなく、日本にとっては直接の脅威であり、地域の安全にとっても極めて深刻な事態であると受け止めなければならない。

政府は言うまでもなく国連安保理付託等、国連憲章に基づく行動を強く主張しているが、日本・米国・英国と中国・ロシアの対立が鮮明になってきており諸決議の難航が予測される中、北朝鮮を6カ国協議の場での話し合いに戻すためにも関係各国はもとより、とりわけ北朝鮮の最大の経済支援国である中国が一層の影響力を行使するよう働きかけることが重要であると考える。

一方は制裁措置の発動である。政府は直ちに万景峰号の入港を6ヶ月禁止等決めているが更なる制裁を実施していくことだ。

そして情報収集の機能強化を図り、ミサイル発射に対する具体的な防衛策(ミサイル防衛)を進めていくことだと考える。平壌宣言を反故にした北朝鮮のミサイル発射は、わが国の安全保障に対する重大な脅威であり、国際社会への極めて憂慮すべき挑発行為である。わが国は事態の重大性を考え、厳しい姿勢で臨むことが大事である。そして何と言っても、政府も我々国民も一層の緊張感を持って対応することが最も求められていると考える。


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