鹿野道彦 今日の主張

 ◎ジダン頭突き事件の処分発表

20日、国際サッカー連盟(FIFA)は、サッカーワールドカップ・ドイツ大会決勝において、フランスのジダン選手がイタリアのマテラッツィ選手に頭突きし退場となった問題について両選手への処分を発表した。正直、ジダン選手に対しての処分は幾分甘かったような気がする。

喧嘩両成敗ということだろうが、暴力を振るったのはジダン選手である。なんとなくFIFAのスター選手に対する気遣いを感じてしまう。もし暴力行為が有名選手でなかった場合は、どういう処分になっていたかを考えると、おのずと今回より重い処分になっていただろうと容易に想像出来る。「マテラッツィ選手が自分の母と姉を深く傷つける言葉を3回繰り返したため頭突きをした」とジダン選手は釈明している。



フランスでは相手イタリア選手による侮辱発言こそが許されないと他民族国のシンボルとなっているジダン選手を擁護する声が大きいことは分からない訳でもない。またマテラッツィ選手の行為は厳しく指弾されなければならない。他民族で多文化の国の象徴との同情からジダン選手の行為は理解できるとなれば、結果として暴力行為も止むを得ないということになる。しかし、どのような場合であっても暴力行為は認めてはならない。ましてや差別的発言をしたから特別扱いが許されるということになるなら、これこそ差別ではないだろうか!?



スーパースターであればあるほど、数段高い処遇を受けることになり、1人の人間としての評価に対する期待は益々大きくなることからして、好む好まないに関らず社会全体に対する多大な影響力を持つこととなる。人間社会に於いて重い立場を背負っている者であればあるほど、何事にも我慢し耐えうる強い精神力と品格が求められるのではないだろうか。


 | HOME | 

カレンダー

« | 2006-07 | »
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月間アーカイブ