鹿野道彦 今日の主張

 ◎参議選の争点

この7月に施行される参議院議員選挙は、実質的に始まっている。争点として各政党から「憲法改正だ」「格差是正だ」等々花火が打ち上げられるがごとく、賑やかである。
しかし、最も肝心なことがぽっくり抜けているのではないだろうか。
それは財政再建だ。財政再建こそ、今日の我国の最大の問題である。
今、国民は870兆円を超す借金を背負っている。
なぜこれだけの巨額の借金になってしまったのか、あまり議論もされないまま、その責任も曖昧になっている。
自民党小泉政権時には、構造改革を全面に打ち出し「自分の内閣の期間は消費税の税率アップは致しません」との発言等財政再建は先送りされたのだ。
その結果、小泉内閣の5年間で国の借金が150兆円以上増えてしまった。
歴代内閣では最高の借金額である。
国民一人当たりの借金を120万円増やしたのである。
その小泉内閣の路線を継承しているのが、安倍内閣である。財政再建の議論は参議選が終わってからだと言う。
又候(またぞろ)逃げてしまったのだ。
しかしながら言うまでもなく、我国の財政事情は深刻な状況に追い込まれている。
一刻の猶予も許されないのだ。
次の世代に、無責任にこれ以上の「つけ」をまわすわけにはいかない。
民主党も真に政権取りを目指す政党ならば、堂々と「財政再建を議論しよう!」「財政再建を参議選の争点にしよう!」と自から積極的に提案し攻めていくべきではないかと考える。
今こそ政党としての姿勢が問われているのだ。
「皆んなにいい顔は皆んなに嫌われる」ということもある。

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