鹿野道彦 今日の主張

 ◎隠ぺい国ニッポン

22日、海上自衛隊幹部がアメリカに対する給油活動の給油量の誤りを報告せず、隠ぺいしていたことを認めた。
海幕の担当課長は、補給量は80万ガロンであることを承知しながら訂正しなかったばかりか、上司に報告もしていなかったという。
故に2003年当時の福田官房長官(現総理大臣)も、石破防衛庁長官(現防衛大臣)も記者会見で補給量は20万ガロンと述べていた。
20万ガロンの補給量だからイラク戦争への転用はなかたと説明しているが、80万ガロンの補給量ならばアメリカの市民団体も指摘しているようにイラク戦争に使われていたと考えざるを得ないということにもなる。
このような意図的改ざんともいえる行為は、文民統制(シビリアンコントロール)の本質にかかわる重大な問題である。
ましてや当時の補給艦日誌も破棄していたという。
隠ぺいそのものではないか。

厚生労働省と製薬会社は、血液製剤でC型肝炎に感染したことを把握しながら、本人に知らせなかったということが明らかになった。報道によると実名197名、頭文字170名の患者のリストを持っていながら検査治療を呼びかけなかったのだ。これまで「肝炎発症者の個人情報を含む資料はない」と厚生労働省は述べていたのである。それが追求されると、「地下倉庫から見つかった」というお粗末ぶりである。
これでは薬害エイズの例と同じように、また今度も隠ぺいしていたと言われても仕方がないのではないかと思う。
患者の命にかかわる重要な情報である。
なぜ事実を知らせないのか。憤りの気持を超えて呆れ返るばかりだ。
このような隠ぺい体質は政府だけでなく民間会社にも感染しているようだ。
三重県の「赤福」、そして秋田県の「比内地鳥」と偽装問題が次々と発覚している。
北海道の「ミートホープ」の偽装「白い恋人」の賞味期限改ざんなども記憶に新しいところだ。民間企業も隠ぺい不祥事の連続である。
日本国はすっかり隠ぺい国ニッポンになってしまったようだ。
健康な日本国をつくる為には、一刻も早く我が国のあらゆる分野の長い間に亘って溜まった「ウミ」を出すことを考えなければならない。
もう自民党長期政権に終止符をうち「新しい政府」をつくるしかないと考える。


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