鹿野道彦 今日の主張

 ◎民主党小沢代表 胡錦涛中国国家主席と会談

4日、民主党小沢代表は北京市内で胡錦濤 中国国家主席と会談した。

会談は菅代表代行、鳩山幹事長も同席し45分間行われた。中国側の招請に応じたということである。一年以上も首脳会談が途絶えている今、小沢代表・胡主席会談が行われたことは意義が大きい。

会談では小沢代表が「両国間の関係が、経済的な利害関係だけではもろい。両国民の信頼関係と、政治指導者の信頼関係がその基盤にならなければ、日中関係は本物にならない」との考えから、民主党と中国共産党との間で定期的な協議の場を設けることで一致したことは、画期的なことである。

歴史問題の「カベ」は厚いが、アジアに於ける大国日本と中国が、両国の発展をお互いに重要視することがアジアの平和と安定につながるとの考え方から、お互いの努力で解決できるという基本姿勢で、両国の政治家同士が率直に話し合う場が設けられることは、今後の信頼関係を築く上で、紛れもなく一歩前進したと言えるのではないだろうか。

この会談が、「日中関係を改善したいという中国側からの与党(自民・公明)に対するメッセージ」だとか、「小泉政権を牽制するために自民党へ楔を打ち込むためだ」などと言及する人もおり、また「中国から政治的に利用されるだけ」とか、「中国に媚を売った」などの批判も聞くが、ならば実際日中関係が本当に冷えたままでいいのかということである。

中国側の意のままにならないようにすることは当然のことである。しかしながら、これからのアジアの安定と世界の平和にわが国がどのように関っていくのか、日本に対する期待が誠に大きいことを考えると、小沢代表は諸所の雑音も含めて色々な考え方があることも充分承知をしながら、わが国の国益を基本に置き、将来の日本を見据えて野党外交の第一歩を中国と選択し胡主席と率直に話し合ったことは、国民に理解され評価されることと考える。


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