鹿野道彦 今日の主張

 ◎第24回山形県ジュニア空手道選手権大会

第24回山形県ジュニア空手道選手権大会が天童市で開催された。私も山形県空手道連盟顧問として会場に馳せ参じた。

今までの大会で最も多い選手達の参加に、現在のわが国の荒廃した世情を思い、武道に励むことによって子ども達が心身共に健全な人間として育まれていくことを本当に頼もしく感じた。小・中学生の選手が試合に臨む際に見せる真面目で初々しくも凛然とした姿に触れたとき、礼節を重んずる心を大切にする空手道に生きる子ども達が順調に成長して、是非わが国の将来を背負って欲しいという期待感でいっぱいになった。同時に山形県空手道連盟会長をはじめとする空手界の各々のリーダーが、日々空手道を通して青少年の技術向上も含め、人間教育に情熱を込めて「まさに真剣」に取り組む行動を垣間見ながら、山形県の空手界の一層の発展を請い願わずにはいられなかった。

それにつけても、わが国のトップリーダーはどうなのか!?

毎日新聞をはじめ、各新聞社が小泉首相が故ブレスリーの旧宅・グレースランドを訪れたときのブレスリーを真似る写真がワシントンポストの一面に掲載され『みんな仰天?』という見出しが付けられていると報道し、テレビでも終日放映された。

そこに居合わせた米国のトップをはじめ、周りの人々の小泉首相に対する軽蔑の視線を見て、恥じ入ったのは私だけではないと思う。

「楽しそうでイイんじゃないの」という人もいるだろうが、私はどうしても違和感を覚える。一国の首相としての品格が問われる。日米首脳会談の後とはいえ、大きなサングラスをかけ身振り手振り歌って見せる姿に、はしゃぎ過ぎだという印象は否めない。招待されたというグレースランドは、首相を退いた後にでもゆっくりと楽しめばいいと思う。

今日のわが日本国は、どのように拉致問題を解決するか…イラクに派遣されている陸上自衛隊員をいかにして全員を無事に撤退させるか…3兆円の負担とも言われている基地機能移転をどのように進めるのか…しっかりと固まっていない日米同盟再編問題、そして米国産牛肉の輸入再開問題等、まさに国家の安全と安心の根幹に関る重要な政治課題を抱えているのだ。山積するこのような諸問題解決のため、具体的にどうするのか?どうなるのか?日米首脳会談から意欲ある結果や内容のメッセージを国民に届けることが先決ではなかろうか。日本の代表―総理大臣たる政治家は、今日の事態を誰よりも真面目に、深刻に、真剣に受け止めて、国のトップリーダーとしての責任の重さを国民に示す必要があるのではないだろうか。わが国の国益・命運は常に政治の最高指導者にかかっていると言っても過言ではない。

今回の小泉首相の訪米は、巷で言われるような9月の退陣に向けての送別旅行だとしたなら、我々国民にとってはたまったものではない。


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