鹿野道彦 今日の主張

 ◎GM破綻

2日、米・ゼネラルモーターズ(GM)が、1日に破産法の適用申請を提出したと報道された。米国の産業界の象徴でもあったGMが経営破綻したのである。一時米政府が60%の株を所有し国有化するという。市場にまかせ、政府は係わらない方が良いとの新自由主義を標榜する国が、銀行、保険会社、そして自動車産業にも多額の公的資金を投入せざるを得なくなったことは、考えさせられることが大きい。

すなわちGMの破綻の原因は、環境問題に対する意識の欠落による大型車から小型車への対応の遅れ、そして労働者の医療、年金等の福利厚生に対する厚遇だと言及されている。このことは、米国の市場万能主義が、国民のしっかりした社会保障制度を確立しなかったことが問われなければならないということではないだろうか。政府の役割として国民の安心社会をつくる、つまりセーフティーネットを張り巡らすことがいかに大事であるか、改めて考えさせられるということだ。今こそ福祉を加味した日本型の資本主義社会を築くことが急がれていると考える。

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