鹿野道彦 今日の主張

 ◎温室ガス削減

10日、麻生首相は2020年までの二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガス削減の中期目標を2005年比で15%減、1990年比で8%減とすると発表した。環境と経済の両立に配慮して、米国・EUをわずかに上回る数字を設定したと言う。首相が掲げた目標を達成するには、まず国内がひとつにまとまるのか、国際社会の合意を得ることが出来るのかに掛かってくる。
もはや経済界からは更なる削減は企業のコスト増に繋がり、乾いた雑巾を絞るようなものだとこれ以上出来ないとの声も聞こえてくる。発展途上国側からは、削減目標は「少なすぎる」との声だ。この時にこそ唯単にスローガンに終わらせてはならないという新たな気概を示すことが大事である。
それではどうするか。
ひとつはCO₂を排出するような経済構造を変えることである。
ふたつは環境に対する国民の意識の高揚のため、環境教育の充実をはかることである。CO₂を出した分は、もう地球上から消えない。これ以上の温室効果ガスの排出は、地球の命にかかわることだ。地球の命を守るため「環境」の二文字を世界の「平和」と同列に位置付けての日本外交を展開すべきである。アドバルーンを上げるだけでなく、国内外、世界全体に低炭素社会を創るという強い意志を具体的に表示し行動することが政治の責務であると考える。

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