鹿野道彦 今日の主張

 ◎通常国会閉幕


本日(6/18)通常国会が閉幕した。

教育基本法案・共謀罪法案・社会保険庁改革関連法案・防衛庁の省への昇格関連法案・国民投票法案等、与党が重視した法案が軒並み先送りされた。

小泉政権は今国会を改革の総仕上げと位置付けていたはずだ。昨年の通常国会では、郵政事業民営化法案の成立を期して55日間も延長したが、これだけ行政の重要法案を抱えている今国会をあっさりと閉じてしまった。教育基本法改正案については、憲法は「国のかたちをつくる」、教育基本法は「人間のかたちをつくる」と言われている最も大事な基本法である。成立させる意欲がないのであれば、中途半端な気持ちで提出すべきではないし、軽々しく扱ってはならないのだ。

まさに小泉首相の政治家としての見識が疑われる。

また延長しなかった理由として秋の自民党総裁選に時間的余裕を与えるためとか、改革の影の部分が取り上げられるようになり論戦を避けたのではとか、民主党小沢体制の攻勢を嫌ったのだとか、様々な報道がなされているが、青木自民党参議院議員会長の「首相の最後のワガママだ」との発言が、もし本当だとするならば国会軽視も甚だしい。

与党側からも重要法案を先送りし次の人に任せるというのは、あまりに無責任との声も聞こえてくるようだが、首相に対し誰一人として国会を閉じることに異を直接唱える与党議員がいないということは誠に情けない。

国民の付託を受けた国会が、国会としてやるべきことを果たさずに、自ら活力を失うことは、国民生活にとって計り知れない程の大きなマイナスであることを肝に命じるべきだ。

立法府としての責務・使命・品格を一刻も早く取り戻してほしいと考える。

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