鹿野道彦 今日の主張

 ◎自殺者3万人を超す


 この度、8年連続して自殺者が年間3万人を超したと警察庁が発表した。

その動機が、経済生活問題にあるとみられる人が全体の4分の1を占めているということである。負債や生活苦による自殺者は、1990年代までは1~3千人で推移していたものが現在7千人を越えた。



 出生率の低下、自殺者8年連続3万人超のわが国の現状を考えた時、このままにしておけないという強い危機感がかけ巡る。競争がすべてという市場絶対主義、規制緩和、効率性重視の新自由主義的な考え方の社会は、バラ色だという認識を検証する必要がある。かつてアメリカやイギリスも、この新自由主義導入による弊害(格差拡大)を修正するために、政権交代によって政府と国民生活の新たな関係が構築された経緯がある。



 5月31日の毎日新聞「経済観測」にヤマト運輸の経営者であった小倉昌夫氏が障害者の自立と社会参加をめざすために興した事業が今も立派に受け継がれているということに触れ「小泉・竹中流の非常な福祉切り捨てで冷え冷えとしていた心に春風のような温かさを感じた」という投稿記事が寄せられていた。このことは、安らぎと温かさを感じとれる社会をつくることによって、自然に少子化対策や自殺者の減少に結びつくということではないだろうか。

 まさに、民主党が政権交代を目指して掲げる「公正な社会と共生社会」によって安心・安全社会を実現することが求められている。

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