鹿野道彦 今日の主張

 ◎第2回APEC食料安全保障担当大臣会合 2012.5.31

私が議長をした新潟宣言を基礎として、第2回の食料安全保障担当大臣会合が開催されたことは素晴らしいことです。 カザンの会議場です。

30日、31日の二日にわたり、ロシア連邦タタールスタン共和国カザンで21カ国のAPEC参加国・地域が参集して開催されたAPEC食料安全保障担当大臣会合に出席した。

この会合は、平成22年10月に新潟で私が議長として開催した第1回APEC食料安全保障担当大臣会合に続くものである。

第1回会合では、世界の人口増に対応するために農業生産の拡大等に取り組む必要があること等を内容とする「新潟宣言」を発出したが、今回の会合では、この新潟宣言を確認するとともに、さらなる安全保障の取り組みについて議論を行った。

今回の会合では、

① 多様な農業の共存を図りながら安定した食料増産に取り組む必要性、
② 農業における女性の役割、
③ 輸出国が輸出規制を行わないこと、
④ 災害対策の重要性、

等について私から意見を申し上げるとともに、東日本大震災からの日本の復興状況を説明し、日本の食品の安全性を訴え、輸入規制の緩和をお願いした。

その上で、「食料安全保障に関するカザン宣言」を採択し、

・ 引き続き「新潟宣言」の食料増産等に取り組むとともに、
・ 農業生産の増大と生産性の向上、
・ 貿易の円滑化と食料市場の発展、
・ 食品の安全性と品質の向上、
・ 社会的弱者の食料へのアクセスの改善、
・ 持続的な生態系に基づいた管理の確保並びに違法・無報告・無規制漁業および関連する貿易を阻止すること、

等に焦点を置いて取り組んでいくこととしたところである。


カザン宣言を発出しました。 食料安全保障の重要性について会見で発表しました。

また、ロシアとタイの閣僚とも二国間会談を行い、食料安全保障や農業政策等について意見交換を行った。
ロシアとの間では、両国間の農業政策や農産物の需給等に関して意見交換を行うことやグローバルな日露共通の関心事項に関する意見交換を実施することなどを内容とする「日露農業対話の設置に関する覚書」を結んだ。

フョードロフ ロシア農業大臣との会合 ティーラ タイ農業・協同組合大臣との会合

その他にも、ベトナム、インドネシア、韓国の閣僚とも会議場にて意見交換をさせていただいた。

ファット ヴェトナム農業・農村開発大臣 ススウォノ インドネシア農業大臣 徐 韓国農林水産食品部長官

これからの時代、世界的な人口増が見込まれる中で「食料と水」が更に重要なグローバル・イシューとなることは間違いない。
また、我が国においても昨年の東日本大震災において、食料・水を維持・確保しておくことがいかに大切かが再認識された中にあって、日本人として身近な課題としてしっかりと議論を深め、国際社会の一員として取り組んでいかなければならない問題であると考えている。

資料:会合の結果概要、カザン宣言、日露農業対話の設置に関する覚書はこちらのHPから ← クリックしてください。

カザン市内のモスクです。


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