鹿野道彦 今日の主張

 ◎簡単なことではなく、むずかしいことに挑戦するのが本当の政治 2013.7.1

 安倍内閣の支持率は世論調査の結果をみるかぎり高い。
 日本経済新聞社とテレビ東京が、この6月21~23日に実施した世論調査でも、安倍内閣の支持率は66%だったと言う。この背景にはアベノミクスに対する評価がある。同調査でもアベノミクスを「評価する」割合は55%に達している。
 しかし、不安定な相場だのみのアベノミクスに対しては否定的な見方も少なくない。同じ調査で「アベノミクスの効果が今後も続くかどうか」という質問に対しては、「続く」の36%よりも「続かない」の43%のほうが上回っている。
 また、景気回復を実感しているかという質問に対しても、「実感していない」との回答が74%と大勢を占め、「実感している」は17%に過ぎない。
 期待と実感のギャップが大きいのがアベノミクスの特徴である。これは小泉改革のときと似ている。小泉改革のときは政権誕生後2年経って、「ようやく改革の芽が出た。これから大きな木に育てる」と言いながら、結局、芽のままで終わり、日本の経済は再生しなかった。それが、2009年8月の総選挙における政権交代につながったことを忘れてはならない。

 期待だけなら膨らませることができる。改革の成果も芽を出すだけなら簡単だ。しかし、それを実感につなげたり、大きな木に育てたりすることはとてもむずかしい。そのむずかしいことを成し遂げるのが政治の役割である。

 簡単なことで国民の期待を煽るのではなく、本当にむずかしいことに挑戦するために国民の理解と協力を得る。私はそのために、もう一度政治にチャレンジしようと決心した。

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