鹿野道彦 今日の主張

 ◎安倍首相の『妄想』に過ぎない回復 2013.7.14

 今日は、米沢を街宣させていただいた。20年ぶりの元の選挙区での遊説活動は、感慨深さも一入である。
午前中は、近藤洋介県選対本部長が同乗してくださった。何よりもの心強い応援だ。また、2号車には同志の生方幸夫議員が、わざわざ千葉から駆けつけてくれた。
 本当に多くの仲間に支えられ、多くの支援者の皆様に応援いただき、感謝の言葉もない。

 昨日、安倍総理が来形した。3カ所で遊説を行い、駅前では1000人が集まったと記者から聞いた。また今日も閣僚が来形し、自民党の引き締めに躍起になっている。どの会場でも、アベノミクスの成果を誇示したが、私はこのブログで何度もアベノミクスの問題点を指摘してきた。本日も警鐘を鳴らしたい。


「安倍首相の『妄想』に過ぎない回復」

  安倍首相はアベノミクスの効果が、株高だけではなく実体経済にも波及していることを、何とか認めてもらおうと全国各地で「大企業のボーナスが増えれば・・・」を乱発している。朝日新聞の記事によると札幌では「『お父さん、ボーナスが増えたからビール3杯飲んでもいいよ』となれば酒屋さん(がもうかり)、『ジンギスカンをもう一皿』となれば肉屋さんがもうかる」と演説したと言う。

  山形でも国内旅行が増え、旅行客が増えると「米沢牛を買っていく。観光地も潤う」と訴えていた。日銀の「回復」宣言の怪しさについては、すでにこのブログでも紹介したが、もし本当に実体経済が回復し、国民が景気回復を実感しているなら、何も安倍首相が、全国各地で大企業の増えたボーナスの使い道まで解説して回る必要はないはずだ。

 実際、ボーナスが増えた大企業の人が「山形に来て米沢牛を買う」と言っているわけでもないし、大企業に勤めている人の奥さんが、札幌で「ビール3杯飲んでもいいよ」と言っているわけでもない。すべては安倍首相の「妄想」に過ぎない。

 安倍首相が自室に閉じこもって「妄想」にふけるのなら問題ないが、参議院選挙の遊説で自分勝手な「妄想」を語り、有権者をマインドコントロールしようとするのは百害あって一利なしだ。もし、本当にアベノミクスの効果が実体経済に及んでいるなら、有権者のほうから「安倍さんのおかげで・・・」という声が上がってくるのが筋である。

 企業の経営者も、安倍首相の賃上げ要請とはうらはらに、実際に物価が上がらなければ賃上げはできないと言っている。しかし、物価が上がってから賃上げでは、生活が苦しくなるばかりである。

 アベノミクスのシナリオは安倍首相の演説とは反対に、すでに破綻しはじめているのではないか。嘘をつくときほど、人は雄弁になると言うが、まさに今の安倍首相は「雄弁」である。8割以上の国民が「回復を実感していない」という各種の世論調査を見れば、景気が本当に回復しているかいなかは明らかだ。政治家が雄弁になるときほど、国民はその内容を吟味すべきである。

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