鹿野道彦 今日の主張

 ◎どこの、だれの景気が回復しているのか? 2013.7.19

 昨日の記録的な大雨で、今日になっても山形県大蔵村、大江町、西川町では道路の冠水や通行止めで約290人もの方々がなお孤立されている。そのような状況下で、選挙活動を行ってよいものか大変悩んだが、議席がない今、災害時における活動に限りがあり、議席を与えていただけることで、山形県へご奉仕することが出来ると思い、災害に遭われた地区を除き、街宣活動をさせていただいた。未だ避難されている方々、浸水や断水、停電などの被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げたい。

 17日間の選挙戦も明日1日となった。今日は朝8時55分に舟山やすえ候補と合同の街頭演説会を山形市役所前で行い、その後山形県鶴岡市へ移動し、午後には藤島市へとお訴えをさせていただいた。
多くの温かいご声援を頂き、演説にも力が入った。34年の政治キャリアの中でも、選挙では初めて行く地だったので、正直ご声援を頂けるか不安だったが、杞憂であった。ご声援を頂いた多くの方々には改めて感謝申し上げたい。

 今日もブログを1本お送りする。


◎「どこの、だれの景気が回復しているのか?」
 昨日のブログでも紹介した朝日新聞の参院選挙前の特集「くらしはどうなる?」の第2回が本日の朝刊に掲載されていた。見出しは「世界の荒波 溺れる地方」、記事は次の文章で始まっていた。
「安倍政権の経済対策『アベノミクス』で景気は上向いたと言うが、マンションなどが売れている大都市に比べて地方の景気回復は遅れている。工場を誘致しても世界との競争に負ければ雇用は失われ、農業や漁業の衰退も止まらない・・」
 日銀の景気回復宣言に続き、政府も選挙後の23日(火)に「月例経済報告」で回復を宣言すると言う。日本の景気について国民は、本ブログで何度も指摘した通り、8割以上がいまだに「回復を実感できない」と答えている。それにもかかわらず、国民の実感を無視して、日銀は景気判断に「回復」の二文字を織り込み、政府も織り込もうとしている。まさに、安倍政権の、安倍政権による、安倍政権のための「回復宣言」としか思えない。
安倍首相は今なら、回復を宣言しても国民は信じてくれると高を括っているのかもしれない。実体経済は未だ良くなっていないが、今なら「回復の兆しが出ている」と言えば通用するからだ。あと3ヶ月も経てば「兆しが出ている」では通用しない。本当に「回復しているか否か」が問われることになるからだ。だから、そうなる前に、選挙目的で「回復」を乱発しているのではないか。
 しかし、地方に目を移せば、回復の兆しどころか、アベノミクスによる円安で経営が苦しくなっている企業や産業が続出している。朝日新聞の特集では、円安による燃料費の高騰によってため息をつく漁業関係者の声が紹介されている。また、安倍首相が遊説で増えると豪語していた大企業の夏のボーナスも、日経新聞の集計によれば、前年比で1%台の増加に止まったようだ。
 かつて小泉元首相は日本中が不況で喘いでいるときに、東京銀座にあるデパートの地下食品売り場を視察して「どこが不況なんだ」と叫んでいたが、本当のところは銀座のデパ地下以外は日本中ほとんど不況だったのである。
 東京の声だけではなく、地方の声にもきちんと耳を傾けるべきである。駆け足で地方を回って、アベノミクスの効能を説いても景気は回復しない。安倍首相は民主党時代の経済政策を批判するが、少なくとも民主党は回復もしていないのに「回復」という二文字を使って、国民を欺くようなことはしなかった。
政治家にとって重要なことは「正直」であることだ。そうでなければ、国民の負託を得ることはできない。投票日までは、まだ時間がある。どの政党が、どの政治家が真実を語っているのかを見抜いたうえで、貴重な一票をぜひとも、私、かの道彦に投じてほしい。






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