鹿野道彦 今日の主張

 ◎あってはならない事件の連続

・奈良県での重体妊婦が、応急処置を18の病院から断られ死亡する事件。
・福岡県の中学2年の男の子が、主任担当教師からも「いじめ」にあって自殺した事件。
・京都府では児童相談所に相談が持ち込まれておったが何の機能も果たさず親に食事も与えられず3歳児が餓死した虐待事件など。
信じられない、許すことのできない事件が日々次から次と報道されている。
日本は何故こんな冷たい社会になってしまったのか。
産婦人科の医者が不足している。
教師の数が少ない。
児童福祉士が足らないとも指摘されているが、自民党政治の新自由主義の効率性優先、市場競争原理重視の考えが、医療・教育・子育ての現場にまで導入されたことが、大きな要因にもなっているのではないだろうか。
効率性優先、競争原理重視が社会構造まで入り込んでしまい、競争に勝ち残っていくために努力しなければならないことは当然否定することができないが、一面自分だけは生き残らなければならない。だから「人のことに関っている余裕はないですよ」と言うような風潮が、自然に蔓延してしまったところもあるのではないかと考える。よくマスメディアで、何事も「事故責任だよ」との主張を聞くが、厳しい生活環境におかれている人にとっては、いくら努力し汗をかいてもどうしても対応できない、解決できない問題を抱えている人々もたくさんいるのである。
「出来るだけ自己責任で生きるべき」という「小さな政府論者」が澎湃と拡がっているが、すでにわが国は先進諸国で比較してみても、十分小さな政府なのである。もっともマスメディアに登場する小さな政府論者は、恵まれた生活を送っているから、もっと小さな政府になっても大丈夫ということなのだろう。
皮肉でも嫉妬心でもない。すなわち政治の使命はいろいろあるが、重要なひとつは、諸事情から止むに止まれず困った生活環境におかれている人々や、弱い立場の国民に光と希望を与えることなのではないだろうか。
強者の論理を重視するのでは、決して明るい社会にはならない。ますます不安な社会になるばかりだ。もっと政府と国民生活との関わりが大切であることを認識しあうことが、安心・安全社会を築くことにもつながると。
今日の荒んだギスギスした世の中から、一刻も早く国民がもっとホッとすることが出来る、ほのぼのとしたあたたかい社会にしたいものだ。
もう「政権交代」をしなければならない。

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