鹿野道彦 今日の主張

 ◎柳沢厚労大臣発言

女性を「子供を生機械・装置」と例えて発言した柳沢厚労大臣の進退問題は、「辞任する必要なし」の与党と「辞任しない限り国会審議には応じられない」との方針の野党とのぶつかり合いになり、一層激しい攻防になってきた。
柳沢発言は、口を滑らせたのだろうとも聞こえてくるが、政治家の発言は一言一言実に重いものであるはずだ。
ただ聴衆に受ければいいということで、面白可笑しく軽々に発言する場面が、あまりにも多くなっているような気がしてならない。政治家は、国民の人気取りの為に存在するのではない。一度発言したことは、簡単に訂正し「ごめんなさい」と言えば済むということではないのだ。
当然柳沢大臣は、厚生・労働行政の最高責任者しての、その立場の重さを承知してなければならないということであり、このことを認めることが出来ないなら大臣を引き受けなければいいのだ。
ましてや、国政にとって最も重要な課題のひとつは少子化対策である。
厚生労働大臣の担当である少子化対策を推し進めていくには、国民の理解と協力が必要なことは言うまでもない。すなわち、国民と行政との信頼関係が不可欠なのである。
たとえ柳沢大臣が辞めることなく大臣を続投したとしても、常軌を逸する発言をした大臣に、国民の信頼を取り戻すことは容易ではない。
柳沢厚労大臣のもとでは、いくら画期的な少子化対策を提案されたとしても、国民からの信頼を失ったのであるから残念ながらうまくいくはずがない。
ならば、安倍内閣としてしっかりとした少子化対策を推進するとするなら、早く新たな大臣を任命したほうが良いのではないだろうか。
この問題は確かに安倍内閣の基本的姿勢に繋がるのだ。
野党の審議拒否はけしからんと述べるのもいいが、まず総理自ら任命責任を痛感し、その反省として柳沢大臣が辞める気持ちがなければ、罷免することを考えるべきではないだろうか。
国民は総理の決断を見つめていると思う。

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