鹿野道彦 今日の主張

 ◎ミャンマー デモ弾圧

27日ミャンマーのヤンゴンで軍事政権は反政府デモ鎮圧の為、無差別に発砲し多数の死傷者を出し、日本人カメラマンも流れ弾でなく至近距離からから銃で撃たれ死亡したと伝えられた。
そして軍政は、デモに参加した多くの僧侶を身柄拘束したという。
武器を持たない市民に銃を発砲するとは、取材中のジャーナリストまで射殺するとは何と愚かなことか。許されない行為である。
これ以上の流血を防ぐ為にも、日本政府は積極的に動かなければならない。
国連安保理の対応の決議は議長声明でもなく、ミャンマー政府に対する懸念表明しただけだった。
それならば尚更のことアジアを代表する国として日本国政府が国際社会へ向けてミャンマー政府の自制を強い姿勢で呼びかけるべきである。
アセアンの国々をはじめアジアの諸国の日本に対する期待は大きいのだ。
それはすべて中国の思惑どおりばかりになって欲しくないという背景もあるからである。
昨日のインタビューで福田首相は「死傷者を出したことは遺憾である。今後の対応については解決するには何をしたらいいか外務省がいろいろ考えている最中だ」と述べたが。
日本の総理大臣としてなぜ明確に「このような愚挙は容認出来ない。自ら国際社会に働きかける」と意思表示出来なかったのか。誠に残念なことである。
外交は当然のことながら政治の決断と責任で事を運んで行かなければならないのだ。
外交も官僚に委ねるとの発想は、もう終わらなければならない。報道によると英国のタイムズ紙も「日本もミャンマー政府に自制を促せ」と社説に載せているくらいだ。
日本の態度が不透明と受けとめているのである。
ましてや日本はミャンマー国に対しての主要援助国でもあるのだ。堂々とミャンマー国に政府の主張を表明できるはずなのだ。
この度のミャンマー弾圧事件はアジア地域の平和の問題でもある。日本国が問題解決の為イニシアティブを取り積極的に外交を展開すべき絶好の機会でもあると考える。

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