鹿野道彦 今日の主張

 ◎中日ドラゴンズ 日本一

1日、プロ野球中日ドラゴンズが日本ハムファイターズを1対0で破り53年ぶり2度目の日本一に輝いた。
先発山井投手は8回まで走者を一人も許さず、日本シリーズ史上初の完全試合達成が目の前だった。
野球ファンからするなら、山井投手への期待は大きかったと思う。
だが落合監督は、9回抑えのエース岩瀬投手への交代を告げたのだ。場内は驚きでどよめいたという。この采配が大きな波紋を広げたことは当然のことかもしれない。
新聞報道によると、漫画家やくみつる氏は「白けた」と批判のコメントを出している。テレビでも楽天の野村監督は「自分なら交代しなかった」と暗に批判的な発言をしていた。
中日球団にも不満、抗議の電話が100件程寄せられたという。
そこで自分ならどう判断しただろうか。多分私も山井投手を交代させなかた。いや交代出来なかったと思う。
野球ファンの想いを意識すればするほど交代させられないということだろう。
しかし、落合監督のこの非情とも言える交代こそ中日を日本一に導いたのではないだろうか。
中日の勝利の方程式をしっかりと守ったのである。
監督に与えられた使命は、勝つことである。
選手個人の記録や栄誉もファンサービスも大切であることは言うまでもない。
しかしながら何よりも勝つことを優先した落合監督の選択は、すなわち「何をしたいかより何をなすべきか」の考え方に立った決断は間違っていなかったのではと考える。
勝負師としての真骨頂とも言えるのではないだろうか。
このような落合監督の判断は、今の我が国の政界にとっても参考にすべき点があるのではないかと考える。
すなわち今の日本の内政、外交あらゆる分野に於いて、いき詰まっている時局を鑑みる時、政界のリーダーは「何をしたいかより何をなすべきか」を考えてみる必要があるということである。

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